ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「俺の中に敦司を求めてるのか?生憎…俺は敦司のように…頭のいい切れ者の男ではない…」



俺は円の前に回り込んでソファーに押し倒した。




「…毎晩…キャバクラで飲み歩いているが…今も俺の心にはお前が居るんだ…」



「…佑…介!?」



「…敦司はお前のキモチになんて微塵も気づいていない…従兄弟であるお前は初めから…恋愛対象外なんだ…」



「・・・」



円は俺の言葉に涙を滲ませて口を引き結んだ。



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