ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「貴重な話をありがとう…あなたの会社の融資の件ついては坂上支店長と話をして8月中には返事をする」



金井社長の話は私にとって貴重な話だった。

同時に言えしれない大きな不安を抱え込んでしまった…




* * *





「ただいま」



「お帰りなさい…敦司さん」



陽那はソファーに座って料理のレシピ本を読んでいた。



レシピ本を閉じて私を出迎える。




「エントランスで尚也に会い訊いたぞ…お前…佑介とデートしたらしいな」



「デートって…違いますよ!!ホームセンターに花火を買いに行っただけで…」



「…それだけか?」


私は挙動不審な態度を取る陽那を詰った。


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