ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
蝋燭は立てずそのまま…ケーキをナイフで切り分けて小皿に乗せた。




「…間にもたっぷりと苺は詰まっているんだな…」




「はい」




二人でケーキを頬張った。


「そうだ…これ・・・」



敦司さんにクッションの下に隠していたプレゼントを渡す。



「これは?」



「私からのお誕生日プレゼントです」



「そうか…有り難く頂くよ」



「モンブランの万年筆です…仕事中に使って下さい♪」


敦司さんが中身を見る前にネタバレしちゃったけど…

敦司さんは切れ長の瞳を細めて嬉しそうにプレゼント見つめた。




「大切に使わせて貰うよ」

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