ONLY YOU～年の差結婚の秘密～

邸宅の問前に驚きべき物が置かれていたようだ。


私と尚也君は黒木さんに案内されて驚くべき物が置かれたリビングに向かった。



「いないないばぁー」


メイドはソファーに座ってピンク色のお包みに包まれた可愛い赤ちゃんをあやしていた。


ケラケラと笑う赤ちゃんの無邪気な声がリビングを癒す。



「黒木さん…驚くべき物って…赤ちゃん？」



「まぁ…」


黒木さんは語尾を濁して白い封筒を尚也君に渡した。



「この子をお願いします。名前は理子です。AYAより」


封を切ると白い便箋に短い文章が綴られていた。



「理子ちゃんか…可愛い名前ね…」



「ちょっと待ってよ！！AYAって…まさか…1年前に別れた文音？アイツも…自分のコト…アヤって呼んでくれって言ってた」