ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
薄っすらと涙を滲ませながらも酸素を吸い込み、キスの余韻でボッーとした頭を覚まさせる。



「!!?」



私の反応を見ながらもまた、唇を近づけて来た。


私は敦司さんの唇を手で塞いだ。



「もう…ダメです…出来ません…」



私はキッパリとキスを拒んだ。



「…減るモノではないだろ?そう…意地悪なコトを言うな…」



私の手を剥がしてまたキス…


* * *

「着替えたか?」



ようやく敦司さんのキスの嵐が去り…私も着替えを終えた。




「はい…」


「お前は実家に戻って引っ越しの準備をしろ…夕方…私が迎えに来るまで待機だ」



「はい…」



私は返事を返すだけ。敦司さんに全てを仕切られていた。













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