ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
送迎専用車の駐車場に車を停めた。



私はシートベルト外して足元に置いていたスクールバックを手にする。




「待て…忘れ物だ」


「忘れ物?忘れ物はないはずですよ。私…3回…確認しました…」



「鈍いぞ…」



敦司さんは運転席から身を乗り出し、私のシートを素早く倒した。

車の窓はフルスモーク。

外から中の様子が判らない。



「私…今から…」



チュッと私の額のバンドエイドにキスを落として、そのまま唇を頬に這わせて唇を奪った。




「!!?」



敦司さんはキスをしながら私の身体に自分の体重を掛けて来た。



狭い車内で抵抗しても無駄な足掻き。


「…初体験が車って言うのは…」



「そこまではしない…」







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