ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「私は唯…お前に危機感を持って欲しいだけだ…」



「!!?」



敦司さんの右手が私の太腿に触れて来た。




「ウチは男所帯…男を知らないお前に言いたくない言葉だが…男は皆…狼だ!こんな短いスカート丈だとすぐに襲われるぞ…」




私は敦司さんと言う狼に襲われて、絶対絶命です…



「身を持って…今…体験しています…」



「…私はお前の夫であって…欲望だけでお前を抱こうなんて思ってない…お前の同意がない限り…強引に奪おうとも思ってない…私はお前に理解して欲しいだけだ」



遠慮がちに私の太腿を触っていた敦司さんの手が引っ込んだ。




敦司さんは眼鏡を弄りながら運転席に戻った。


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