君がいれば
「こんなに蒼い木川さんは初めてね。」


「うん...しんどかった。」



起きあがったソナタは、
髪を束ねて再び、先生と話しだした。



「先生、誤解してるでしょ。私たちのこと。」


「お似合いだもの。
それに話も聞くからさ、ついつい...」


「それ以上、言っちゃダメー...」


ソナタは僕を見て、先生に言う。



何か、僕はここにいてはイケない気もした。



「分かったわ。
伊川くんは木川さんのこと大切なのよね?」

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