君がいれば
「えっ...いいよ。家まで。」


「ありがとう。行こう。
ごめんね?」


「うん...いいよ」


「気をつけてよ...
伊川くん、よろしくね...。」


「はい...」



玄関先にソナタを座らせた。


僕は忘れ物を急いで取りに行く。



「行こうか」


「うん」


いつもと違って、
ゆっくり歩くのに合わせる僕。




< 184 / 745 >

この作品をシェア

pagetop