君がいれば
しばらくして、人影がなくなった。




30分程しても、出てくることのないソナタ。



玄関先の塀に
もたれかかって待っていた。




きっと、つらかったんだな。


嫌われたな...



僕は、あきらめて自転車に乗って
ふと窓を見上げた。



またも、人影がみえた。



2階から見下ろす...
ソナタがいた。
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