君がいれば
僕が再び見上げたところに、
ソナタが覗いていた。



何度か、
セーターで目を覆うソナタ。



どうしようも出来ない僕。



意を決して、僕は
ソナタにむかってジェスチャーで
“こっちに来い”と伝えた。


ソナタは、首を横に振った。



もう...駄目か。



再度、訴えてみた。


“来い”と。
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