君がいれば
「そうなれば素敵だね!」



僕には頷くことしか出来ずにいた。



“うん”なんて答え、先々までは、ないって思ってたよ。



「こう言うしか出来ない...ごめ...」


僕は、言葉を遮って
自分の唇をソナタの唇に重ねた。



僕の舌が入ると、
そっとソナタも絡んでくる。


...熱くて溶けそうな体温。




「今日は帰るから」


「そっか...気をつけてね...明日ね...」
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