君がいれば
2人で花火の灯りをつけあった。


少し冷たい風がどこからか吹く。

気がついた時には、人肌の温かさが隣りに
あった。



「寒い?」


「少しだけ...」


「ちょっと待ってて...」



僕はソナタの肌に上着をかけようと思って、
更衣室から持ってくることにした。


戻った僕は、
水着姿のまま座ったソナタの背中に上着を
被せた。




「ありがとう...」






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