君がいれば
髪の毛も濡れていたけど、
“水がしたたるいい女”だと思えた。




ソナタの可愛さは、他の2人の女の子と
違っていた。


一番大人っぽく、少しだけ繊細だったりする。



鳥肌が立っているように思って、
僕はソナタを抱えて膝へ乗せ
背中をさすった。



近くにあるソナタの呼吸が...鼓動が聞こえる。



震えた身体は僕にも伝わっていた。




「寒い?」


「少し...さっきよりは...」
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