君がいれば
「僕も恥ずかしいよ。」



ソナタは、
そっと僕の肩へもたれかかってきた。



「ジュノ、鼓動ドクドク打ってるよ...」


「こうしてる自分が恥ずかしいから...」


「なら...どうして?」



...どうしてだろう?


夜になって、ただ静かに流れる波の音を
聞きながら考えた。



「気になる相手で...う~ん...」



夜の海を見つめながら考えていると
ソナタが僕の顔を覗きこんだ。
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