君がいれば
ソナタが在籍する1年A組には、
一緒に遊んだ僕の親友でもあるユウも
いるのだ。



ソナタの声を聴きたい。
他は望まないよ。
その声が僕を前進させてくれる。


君を好きな気持ちは変わらないんだ。



僕はH組の窓辺にもたれて、
A組の窓を眺めていた。



新館と旧館。
窓際と廊下側なので、僕のクラスの
廊下からA組の窓が見えるんだ。


ソナタの姿や動きや表情を小さいけど、
いつも見ていた。


ソナタが友達と話してたり、気のせいだと分かり
ながらも窓辺からH組の方を見てる姿を見る。
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