君がいれば
午後の授業の始まる15分前___...



「教えろよ!!」


僕はユウに大声で叫んだ。


A組の教室がシーンと一瞬にして
静まり返った。


「うるさいよ、声大きい」


“シーッ”と人差し指を立てるユウ。


「ごめん。」


「ああ。俺が狙うのはアイツ。」


と、指をさすユウ。


ユウの指すほうをみると、ソナタがいる。


「ソナタの隣りだ」というので見た。


小・中学生時代から知る「新村 恵心」だ。


ーシンムラ エミー
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