侍先生!
「お前、絶叫系、大丈夫な系?」


「大丈夫な系~」


そっか、と先生は笑った。
先生、好きなのかな?


「怖いのは?」


「大丈夫な系~」


「お、それは可愛くない」


「じゃあ、適度で怖がります」


そうしてくれ、と先生は頷いた。


「俺は無理な系だけどな」


「えー、なんで!」


「なんでって、おばけ屋敷はまだ大丈夫だけど、ホンモノは無理」


「あ。 先生の後ろに!」


「…そんな手にひっかかるほど俺はこわがりじゃない!」


あ。そうなんだ。


てゆうか、意外。
先生にも苦手なものってあったんだ。


なんか、可愛いかも!


「…なんだ?」


「へ?」


「ジロジロ見て」


「見てました?」


「見てた。 変態」


す、すみません…。
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