侍先生!
文化祭
先生とのデートから数日。
学校は新学期を迎えて、夏休み気分の抜けないクラスメイト達と、だらだら授業を受けていた。
大好きな日本史の授業は、最近身にはいらなくなって…っていうか、入らなくっても家で予習・復習してるし、いいんだけど。
やっぱ、なんか…いつもと違う感じ。
日本史の授業が終わると、HR。
何をやるのかと思えば、文化祭の出し物についてだった。
やれるのは、飲食系・展示・演劇。
人気の飲食系はなるべく避けてくれと、侍先生は言った。
展示だと、おばけ屋敷は定番。
何かを作って展示するのもいいけど、みんなめんどくさいとの事。
「ええ~。 みんなで織田信長の生態について調べようよ」
私がそう言うと、みんなが興味なさそうにだらけていた。
「生態って、動物じゃないんだから」
と、皐月がボソリと言う。
人間だって、動物じゃんか。生き物じゃんか!
「やりがいあるじゃん! みんな、意見出さないくせに人の意見に対してはシビアなんだから」
「いや、シビアというか…」
「ん? あなた誰?」
「明石だよ!! 久しぶりだからそうだろうと思ったよ! 久しぶりじゃなくてもそうだろうけど!」
明石焼きくんはぷんぷん怒っていた。
学校は新学期を迎えて、夏休み気分の抜けないクラスメイト達と、だらだら授業を受けていた。
大好きな日本史の授業は、最近身にはいらなくなって…っていうか、入らなくっても家で予習・復習してるし、いいんだけど。
やっぱ、なんか…いつもと違う感じ。
日本史の授業が終わると、HR。
何をやるのかと思えば、文化祭の出し物についてだった。
やれるのは、飲食系・展示・演劇。
人気の飲食系はなるべく避けてくれと、侍先生は言った。
展示だと、おばけ屋敷は定番。
何かを作って展示するのもいいけど、みんなめんどくさいとの事。
「ええ~。 みんなで織田信長の生態について調べようよ」
私がそう言うと、みんなが興味なさそうにだらけていた。
「生態って、動物じゃないんだから」
と、皐月がボソリと言う。
人間だって、動物じゃんか。生き物じゃんか!
「やりがいあるじゃん! みんな、意見出さないくせに人の意見に対してはシビアなんだから」
「いや、シビアというか…」
「ん? あなた誰?」
「明石だよ!! 久しぶりだからそうだろうと思ったよ! 久しぶりじゃなくてもそうだろうけど!」
明石焼きくんはぷんぷん怒っていた。