侍先生!
「侍先生、仕事?」


「う~ん…。 まあ、そうゆう事にしといて」


先生は舌をペロッと出した。


…可愛いなぁ、先生。
…でも、“そうゆう事にしといて”って……、気になる。


私は、先生が教室を出たあと、先生をストーキングする事にした。


先生は、どうやら、裏庭に向かっていくみたい。


ん~?裏庭で、何をするんだ?


しばらく様子を伺ってみる。あんまり身を乗り出したら、先生にバレてしまうので、影からコッソリ見てた。


「…ごめんね」


…ん?ごめんねって、何?


私は思い切って、顔をもうちょっと出した。


同じクラスの…女の子?
女の子は、泣いて去って行った。


んん?何が起こったの?


「…悪趣味」


先生は、そう言って私の方を向いた。


…ありゃ、バレてたんだ。
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