侍先生!
「倖田先生」
俺を呼んだのは、川崎だった。
この子、姫条とも友達だったんだっけ?確か。
「ちょっと、お話があるんですが、いいですか?」
そう言われ、ただ頷くしかなかった。
川崎に連れられてきたのは中庭だった。もしや…姫条の事か?
「あの…先生は、まいちゃんの事、どう思ってるんですか?」
…やっぱりそうか。
「そう思ってるって…ただの生徒だと思ってるけど」
まだ、そう思うしかない。
それ以上だとしても、ぶっちゃけ言えないし。
「そうですか…」
「姫条の事、心配してるんだよな? ごめんな。 でも、川崎が心配する事はなにも…」
「違うんです!」
違うって、なにが?
「はじめは、ただの日本史の先生と…友達の好きな人としか思ってなかったんですけど」
「…うん?」
「いつのまにか、先生の事が好きになっちゃったんです」
…え?
「でも、先生には元カノの事とか、まいちゃんの事とかあると思うんで、本当は言いづらかったんですけど…。 とりあえず、気持ちだけは伝えたくて!」
えええええええええ!?
「じゃ、私…教室に戻ります!」
「か、川崎!?」
「返事は分かってますので、いらないです! あと、まいちゃんには言わないでくださいね!!」
それだけ言って、川崎は去ってしまった。
川崎が…?マジで?
俺はしばらくそこに立ち尽くしたままでいた。
俺を呼んだのは、川崎だった。
この子、姫条とも友達だったんだっけ?確か。
「ちょっと、お話があるんですが、いいですか?」
そう言われ、ただ頷くしかなかった。
川崎に連れられてきたのは中庭だった。もしや…姫条の事か?
「あの…先生は、まいちゃんの事、どう思ってるんですか?」
…やっぱりそうか。
「そう思ってるって…ただの生徒だと思ってるけど」
まだ、そう思うしかない。
それ以上だとしても、ぶっちゃけ言えないし。
「そうですか…」
「姫条の事、心配してるんだよな? ごめんな。 でも、川崎が心配する事はなにも…」
「違うんです!」
違うって、なにが?
「はじめは、ただの日本史の先生と…友達の好きな人としか思ってなかったんですけど」
「…うん?」
「いつのまにか、先生の事が好きになっちゃったんです」
…え?
「でも、先生には元カノの事とか、まいちゃんの事とかあると思うんで、本当は言いづらかったんですけど…。 とりあえず、気持ちだけは伝えたくて!」
えええええええええ!?
「じゃ、私…教室に戻ります!」
「か、川崎!?」
「返事は分かってますので、いらないです! あと、まいちゃんには言わないでくださいね!!」
それだけ言って、川崎は去ってしまった。
川崎が…?マジで?
俺はしばらくそこに立ち尽くしたままでいた。