侍先生!
そんな感じで、みんなで喋っていると、すぐに出発の合図があった。


電車に乗って、新幹線に乗り込む。


京都まで、あっという間に到着して、駅のお土産屋さんをみてはしゃぐ。
そこからバスに乗り、降りた時点で自由行動。


バスを降りて、最後まで降りない先生を、ウロウロして待っていた。


「姫条、待たせたな」


「うん、待ちくたびれました!」


「そうか、じゃあ行くか!」


「はーい!」


先生のあとを歩いてついてゆく。


知らない土地で、先生と二人なんて、なんかいいよね!


…まあ、いたるところに同級生がウロウロしてるけど。


やっぱり、先生と行動してると、同じクラスの女子はもちろん、他のクラスの知らない女子にまで、うらやましそうな顔で見られる。


そういえば、明石焼きくんが雨だったって言ってたな。
だからか、地面が少しぬかるんでる。



「清水寺でいいだろ?」


「あ、いいですね! はじめて行きます。 帰りは、唐辛子とあぶらとり紙買いたいです!」


「はいはい。 ちゃんとついてこいよ」


「はーい!」


レトロな感じな道を抜けていくと、清水寺に着いた。


「舞台は!? 舞台はどこですか!?」


「もうちょっと先だよ。 そうせかすなって」


「清水寺in信長ごっこ、楽しみだなー!」


ウキウキして、進んでいく。
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