侍先生!
「そんな事より、姫条と森本。 明後日の社会見学は参加するか? ちなみに相撲だけど」


え?社会見学って強制じゃないの?
そうだと思ってたのに。


「行きます」


と、カツオ。相撲に興味あるのかな?


「姫条と森本、OKっと」


「…私、何も言ってないんですけど?」


「どうせ、ヒマだろ?」


「ヒマですけど、勝手に決めないで下さい」


「ヒマな人は強制参加。 ちなみに行くのは俺とお前と森本と吉川だけだ。」


…まじで?いいカップリングじゃん!
これで二人を急接近させるチャンス!


私はそう思うと、先生の腕を引っ張ってその場を去った。


「侍先生! 協力して!」


「あ? 何をだよ」


「美智子ちゃんとカツオをくっつける作戦に!」


先生はめんどくさそうな顔をしていた。
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