侍先生!
「で? どこに行きたいんだ」
「えー? 先生が考えてくれてるんだと思ってたー」
「“どっか”って言っただろ。 それは自分等で決めろ」
夕飯はもう食べたし…。
高校生の私達がこの時間でも遊べる場所は…。
うーん…。
「カラオケ!」
私がそう言うと、カツオは嫌そうな顔をした。
…なんで?
「はじめてのメンバーだと、歌う曲に気つかうだろーが。 ちょっとは考えろ」
と、カツオに小言を言われる。
私は美智子ちゃんをチラッと見た。
「私は…喉が枯れるのが嫌だから…持込OKなカラオケで…のど飴買って行きたいな」
美智子ちゃんはそう言ったあと、私に近付いて耳もとで囁いた。
「勝男くんの歌も聞きたいし」
そーだよね!先生は…。
「未成年者は10時までだぞ」
「充分ですよ、先生!」
先生はため息をついて、ポケットから車のキーを出した。
「ここで待ってろ。 車持ってきてやるから」
先生は、近場の駐車場に車を停めていたらしく、駐車場に向かって歩き出した。
「えー? 先生が考えてくれてるんだと思ってたー」
「“どっか”って言っただろ。 それは自分等で決めろ」
夕飯はもう食べたし…。
高校生の私達がこの時間でも遊べる場所は…。
うーん…。
「カラオケ!」
私がそう言うと、カツオは嫌そうな顔をした。
…なんで?
「はじめてのメンバーだと、歌う曲に気つかうだろーが。 ちょっとは考えろ」
と、カツオに小言を言われる。
私は美智子ちゃんをチラッと見た。
「私は…喉が枯れるのが嫌だから…持込OKなカラオケで…のど飴買って行きたいな」
美智子ちゃんはそう言ったあと、私に近付いて耳もとで囁いた。
「勝男くんの歌も聞きたいし」
そーだよね!先生は…。
「未成年者は10時までだぞ」
「充分ですよ、先生!」
先生はため息をついて、ポケットから車のキーを出した。
「ここで待ってろ。 車持ってきてやるから」
先生は、近場の駐車場に車を停めていたらしく、駐車場に向かって歩き出した。