犬と猫 《完》




霖ちゃんの腕を掴んで駄々をこねた。




「わ、分かったから。どこ?」




「えっと・・・その・・あ!最近出来たカフェ行こ?ね?お願い!」




手を合わせてお願いする。




「いいけど。」




スタスタと歩き出す。




「霖ちゃん?こっちだよ?」




霖ちゃんは方向音痴だよねー。




「わ、分かってるわよ。///」




ツンツンだなもー。




「ほらほら、行くよ。」




どさくさに霖ちゃんの手を握る。




でも今回は振りほどかれない。




霖ちゃんは優しいから。
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