犬と猫 《完》




「霖ちゃん、ここ、ここ」




可愛らしい小さいカフェの辿り着いた。




霖ちゃんは実は可愛いもの大好き。




嬉しそう。




「どう?ここ、霖ちゃん好みでしょ?」




「べ、別に?」




照れ隠しなのか俯く。




それが可愛くて顔が見たくて覗き込む。




「な、なに?」




「ううん、別に?さ、入ろ?」




手を引いてカフェに入る。





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