恋花火 ~恋は甘く切ない~

でもしばらくしてあたしの家の呼び鈴が鳴って出るとゆっこがいた。


「妃紗、ごめん! ちょっといろいろあって・・・・・・」

そう言って現れたゆっこはなんだか嬉しそうだけど?

何かあったのかな、やっぱり。

「ううん、いいよ。それよりー・・・・・・ え?」

あたしが驚くのも無理はない。

だって、そこにはゆっことゆうくんがいたから。

何でいるの?

あれ、2人って付き合ってるんだっけ?

ううん、違うでしょ。 ゆうくんはあたしのことが好ー・・・・・・自分で言うのはさすがに恥ずかしいからやめとくけど。

「あは。あのね、あたし達付き合ってんのー!」

笑顔で言うゆっこにやっぱり驚きを隠せないあたし。

え、え!? 何でぇ!?

「ゆ、ゆうくん・・・・・・ちょっと話があるんだけど!」

あたしはゆうくんを連れ出して話を聞こうとしたけど無理だった。

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