恋花火 ~恋は甘く切ない~

そんなことを考えてると、公園についた。

やっぱり、公園なのね。

寒いけど、今のあたしは何か温かいんだ。

だって・・・・・・丹後くんの手があたしを包んでくれてるから。

こんなことよくないってことはわかってるけど、やっぱり好き。

止められないんだよ。

あたし達は公園の奥にあるベンチに座る。

「お前何でんな離れてんだ? もっとこっち来いよ」

4人掛けのベンチの端っこに離れて座ったらやっぱりツッコまれた。

でも、これでいいんだ。

ううん、これがいい。

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