恋花火 ~恋は甘く切ない~
「えぇっ。 それさ、もう告白しなよ!」
翌日、授業をサボって璃香さんとおしゃべり。
神谷くんは授業を受けてるからあたし達だけだ。
さすがに冬の屋上は寒いので屋上へと続く非常階段に来ている。
「何でそうなるの!? だって彼女いるじゃん」
何回思ったことだろう。
丹後くんには彼女・・・・・・都ちゃんがいる。
だから、告白なんて、できない・・・・・・。
「妃紗ちゃんはそうやっていつまでも逃げ続けるつもり?」