恋花火 ～恋は甘く切ない～

何それ、何それ･･････｡

それって、そうゆうこと?


･･････何それ。


「うん。そっか」

でも、あたしは素直になんかなれないから、つい言ってしまう。

"また今度でいいよ”と。


「妃紗!　お前バカなくせに受かったのかよ?」

しばらくボーっとしてたら丹後くんに話しかけられた。


しかも、バカのくせに、って･･････

一言余計だわ!!

おめでとうとか言えないわけ?


「うんそーだよ!妃紗どうせ、バカだし･･････受かって悪かったね!どーせ妃紗はバカなんだ、ブスなんだ･･････」


都ちゃんのさっきの言葉の続きを聞けないこともあってあたしは少しイライラしていた。

だからって丹後くんにあたるのはよくないでしょ?

何やってんの!

ブスとか関係ないし、何でこのタイミングで言ったのかな。あたし･･････。


「は?そこまで言ってないだろ。つか妃紗ブスじゃねえよ。可愛いじゃん」


･･･････っ!


心臓が、止まったかと思った。




い、今･･････。





可愛いってゆった!?