恋花火 ~恋は甘く切ない~
ーーそして、やって来たサキの家。
今はサキの部屋にあたしが1人でいる。
サキには下に飲み物を取りに行くから適当に座ってて、って言われた。
サキ相手なら緊張することはないし、ベッドでゴロゴロしてくつろぐ。
それにしても懐かしいな〜、この部屋。
なんて思ってたらサキが飲み物を持ってやって来た。
「全くアンタってやつは……」
ベッドでゴロゴロしてたあたしを見てサキは呆れているようだった。
「ふふふ。なんか懐かしいなーって思ってさ」
「まあ、あたしらあれから会ってなかったしね」