恋花火 ~恋は甘く切ない~
次の日・・・・・・バレンタイン当日。
学校に登校したら、早速チョコを渡してる子がいたり・・・・・・。
でも、ここは中学校。
先生にバレたらきっと没収されるに違いない。
だから、渡すタイミングが全然なくて・・・・・・。
気づいたら、もう昼休み。
「妃紗ああぁ!!」
サキの叫び声が聞こえてそっちを向くと・・・・・・。
すごく嬉しそうな顔をしたサキが立っていた。
この反応は・・・・・・。
「サキ!どうだった?」
あたしは思わず立ち上がった。
「え、サキ誰かに告ったのぉ?」
そしたら廊下にいた都ちゃんも来た。
うわー。何か気まずいな・・・・・・。
ってか、今の今まで忘れてたけど・・・・・・都ちゃんは丹後くんにチョコわたすの?
告白とか、したりするのかな・・・・・・。
もしそうだったらどうしよう。
ううん。あたしはもう弱気にはならない。
頑張るって決めたんだもん。
「あははー。都には言ってなかったね!あたし、遥人くんに告白したの!それでね・・・・・・OKもらっちゃった!!」
そう言ってピースサインをするサキにあたしは思わず微笑む。
そっか。よかったね、サキ。