恋花火 ~恋は甘く切ない~
自分でもわかんなかった。
だって、こんなの初めてだから・・・・・・。
「どういたしまして。危ないから、今日は帰れよ」
心配してくれてるって
思っちゃってもいい?
あたし、こんな感情知らない。
何かおかしかった。
「そうだねー。妃紗、帰ろ?」
あ、そういえば、サキいたじゃん。
って今、あたしサキのこと忘れてたよね?
はあ。やっぱあたし、おかしい。おかしいよ・・・・・・。
「うん」
これしか、いうことがなかった。
ううん、言えなかった。
サキはわかっているのかもしれない。
あたしの感情に・・・・・・。
次の日。
「おはよー。妃紗にサキ!!」
あたしに話しかけた女子。
昨日は用事があるとか言ってバスケ部の見学は来なかったけど仲がいい友達。