Dear HERO[実話]
次の日、莢香がやってきた。
「凛ごめん。リトさんに話したんだけど、大勢のほうがいいって…人数少ないと恥ずかしくて話せなくなるらしい。飲み会にしていい?」
人が少ないほうが苦手?
恥ずかしくて話せなくなる?
私と逆だ…
大勢で居るほうが楽なんだ。
しかし、そんな彼にさらに興味がわいた。
「うん、いいよ!」
もしこのとき私と龍ちゃん、莢香、そして莢香が紹介してもらう男の子の4人で遊ぶことになっていたらどうなっていたのかな。
少しは未来を変えられた?
それとも何も変わらなかったのかな。
私はあなたに恋をして愛を知った。
きっとそれは変わらなかったよね?