Dear HERO[実話]
しかし、この日から1ヶ月経っても龍斗からの返事はなかった。
一言すら言葉が返ってこない…
何事もなかったかのように違う話題でもよかった。
何でもいいから返事が欲しかった。
だけど携帯に龍斗の名前が表示されることは無くて…
後に、このときの自分を殺してしまいたいほど後悔する日がくるんだ。
そして弱い私は龍斗に連絡することはなくなった。
毎日毎日ただ時間が流れて…
…無理して笑顔作って。
変化のない日々に慣れていった。
それでも心に残る龍斗への想いが消えることはない。
どうしようもない想いを胸に抱えたまま…
完全に自分への自信を失っていた。
返事のないことが龍斗の答えだと思った。
理解するしかない。
そう自分に言い聞かせた。
辛くても…恐くても……
……前に進むんだ!
それが私がだした答え。