君は特別です。
ガラリ
「篠崎晃哉って言いまーす!! 東京から来ました!! 得意なことは空手ですッッ!! ちなみにここにいる篠崎未桜の従兄弟です☆ よろしく!!」
自己紹介が終わった瞬間。
「「「ええええええええーッッ!!」」」
クラス中に驚きの叫びがこだました。
俺は唖然としている。
――はぁ!? 篠崎の従兄弟!?
てかなんで今ここに転校してくる!?
奴の顔をよく見ると、二重の綺麗な黒色の目が篠崎の瞳によく似ている。