君は特別です。
―――まだ、俺が小学6年生の時。
俺はその時から既にクラスで孤立していた。
まぁ、当たり前だ。
最初は“イケメンだ!!”とか言って群がってた女子も、“ケンカしてみてぇ…。”とか言って集まって来た男子も、俺がことごとく無視し続けたら、いつの間にか俺に近づかなくなっていった。
ふんッッ……。わかってたよ…。お前らだって今までの奴等と変わらない、自分の欲望・外見で俺を判断し、近付いてくる馬鹿な奴等なことぐらい。
――それにしてもこのクラス、腐ってんな。
そう思っていた矢先、俺のクラスに転校生がやって来た。