君は特別です。
「――なぁ。俺とこれから夜メシいかね?? 俺、お腹空いたんだよねー!!」
何事もなかったかのように、ニカッッと白い歯を見せて笑う相田。
――あぁ。もうこいつ、馬鹿なんだろうか…。
――どんなに俺が無視してもくじけない。今も最低な俺をこうやって助けてくれる。そして、それを当たり前だったかのように気にしない。
―――ぷっ…。
「あははははッッ!!」
なんだか今までの俺が凄くおかしく思える。
今まで俺は何をしてたんだ?? みたいな。