君は特別です。
――そうか……。お前はただ、学校中の有名人になれば良かったんだな…。
そのために俺を利用したってことか…。
俺も馬鹿だな……。何であんな奴を信用出来たんだ??
カンッッ……
はしごを降りきったときには、唖然とした顔のヤンキー達と相田がいた。
――ぷっ…。ウケるんですけど…。
きっとこのときの俺は、冷めた顔をしていただろうな。
「おまッッ…。いつからそこに…!!」
「最初っから-。」
わざとふざけて言ってみる。ホント動揺しまくりだし。
「――あぁあー。全部ばれちったかー。俺としたことがなぁ。…まぁ、もう有名人になったし、お前はもう用済み。これからは俺に近づかないでね??」