君は特別です。
そうしばらく言い合いしていたら、遂に未桜がショート爆発した。
まぁ、ブチギレとまではいかなかったから、良かった良かった。
でもその言い様にちょっとビビった俺…ついでに佐々木は「「はいッッ!!」」と敬礼みたいな返事をしてしまった。
佐々木とハモってしまったことにちょっとイラッッとしたが、未桜の目がヤバかったので、おとなしくしておいた。
俺って偉い子♪
んで、結局屋上でお昼ごはんを食べることになった。
あまりの寒さに震えていた俺に、佐々木は「どんだけ寒がってんだよ。だらしねぇな。」と告げ口しやがった。
やっぱりそこでも言い合いしてしまった。
そんな俺たちを見て、未桜ははぁ…と溜め息をついていた。
やっぱり俺らが仲良くなるとか夢のまた夢だな。
――あんな奴にぜってぇ未桜は渡さねぇ。