君は特別です。
そしたら彼女はぶっきらぼうにこう言ったんだ。
「……斎藤千尋。」
――これが俺と千尋が関わりを持った理由なんだ。
そのあと2年生に進級した俺達は、クラスが一緒になった。
千尋は『ゲッ……』って言う顔をしてたけど、俺は内心物凄く嬉しかったのを覚えてるなぁ。
実を言うとな、千尋と始めて話した翌日にすぐ『バスケ部入部届』を出したんだ。
先生には物凄く驚かれたけど。
でもな、俺バスケの才能あったみたいで、その時1年の三学期だったのにすぐスタメンとれちゃったわけ。
やっぱ俺って天才だよな♪