君は特別です。
「―――ねぇ……。」
「っっっっ!!!??」
ガタガタッッ!!
いきなり未桜が話しかけてきた。
――なんか、わかるな……。昨日、未桜が転んだときの気持ち……。
だって俺、今思いっきり椅子から転げ落ちたもんな……。
「ちょっと……大丈夫??」
未桜が俺に手を差しのべてくれる。
ケンカ最中の俺に手を差しのべてくれるなんて………未桜はどんだけ優しいんだよ……。
なんか、衝動的に、目頭が熱くなった。