君は特別です。
結局、今年もコスプレすることになったけど、文化祭を成功させるために頑張んないとなー。
あーめんどくさいことになったなぁ。
「ふふッッ♪ 未桜のコスプレ見るの楽しみだなぁ♪」
コウ…。私の気持ちも知らないでー!!
「ふんっ。コウには絶対見せないから。」
「ええー!! 何でー……。」
「なんででも。」
私を怒らせた罰です。
「ていうか、そんなにコスプレ見たいんなら、そこら辺の可愛い女子のコスプレ見ればいいじゃん。」
そんな私にこだわらなくても、他にも数人ほどコスプレ係はいるし。
「えっ何、もう忘れちゃった?? 俺、未桜のこと好きなんどけど?? 好きな女の可愛いところ。見たいに決まってんじゃん。」
っっっ!! こいつサラッッと好きって言いやがった…!!
これ以上私をこまらせないでほしい。