君は特別です。

◇佐々木くんと、楽しむ文化祭。









○○○






「おーい、未桜ー!!」






「あっ、佐々木くん。」









これから、佐々木くんと文化祭を回ることになった私。








けど―――――何故コスプレは着てないといけないのだ!!










「コスプレ来て、宣伝するんだよ。少しでも、客が沢山入るようにな。」








宣伝かぁ。









「へーそうなんですか。」








心の声が聞こえていたことは、取りあえず置いといて。









結局うちらは宣伝のために文化祭を回るようなもんなのね。










というか――――










佐々木くんコスプレ似合いすぎでは!?








開けられたピアスや目立つ赤毛を上手く利用している海賊スタイル!!







ありきたりな眼帯も、キリッとしていてカッコいい。









これじゃあ私のコスプレが似合わなすぎて、目立ってしまうではないか!!









さっきから周りのいろんな人の視線が痛いし。









何故か男子からもジロジロ見られてしまう。









そんなに似合ってないんだろうか。









かなり落ち込んじゃうんだけど。










いや、私でも落ち込むのよ!?







そのくらい理解してくださいね周りの皆様!?









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