君は特別です。






あなたが大爆笑してたからでしょうが。







そんなことを思いながら近くにあったテラスに座り優雅にアイスを食べる。









――やっぱこの味だな。








イチゴチョコアイス、最高。









食べ終わる頃に佐々木くんがアイスをもって戻ってきた。









「あー!! もう食べ終わってる…。」








そういって佐々木くんはガックリ肩を落とした。








何よ、別にどうでもいいじゃない。








「あーうめぇ!! やっぱこの味だな!!」









ちょっと! 勝手に食べ進めないでよね。









ん? あれって…イチゴチョコ味?









「懐かしいなーこのアイス。」









「何か思い出でもあるんですか?」










「んー未桜には教えなーい。」










「ああそうですか。」










なんか佐々木くんがそういうこと言うとやけにムカつくなぁ。










「ちょっと俺の昔話聞いてよ!」







「佐々木くんが話そうとしなかったんでしょ。しかもどうでもいいです。」








まぁちょっとは気になるけどね。










そんなことをかんがえてたら、自分の懐かしい思い出がよみがえった。








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