君は特別です。
◇イチゴチョコアイスの思い出
―――あれは私がまだ、小学2年生の頃だったかな。
その日は暇だなーって思って、ちょっと遠くにお散歩に行ったんだよね。
毎日毎日暇で暇で。
退屈なその日その日を無駄に過ごしていたっけな。
しばらく歩いてると、目の前に何かが現れた。
「ん?」
クルリッッ
「うっわぁ!!」
その『何か』が動いたのでびっくりして叫んでしまった。
よくよく見ると、それは男の子だった。
背もかなり低いから、小学一年生ってとこかな。