君は特別です。
……えー!私に止めさせてよー。そしたら高校生を見返してやれたのにー。
ぶーぶーと一人心の中で文句を言ってると、
「俺の大事なクラスメートに手を出さないでくれますか?」
佐々木くんがキレかかってた。
やばいやばい。今にも手をだしそうな勢いだ。
高校生は半泣きで、「う、う、うわぁあぁあ!!」と叫びながら出ていき……
…そうになったところを、私はつかさず「あー!お金払ってくださーい!!」と叫ぶ。
高校生は、ドンッと荒々しくテーブルにお金をおき、スタコラサッサと出ていった。
「お前、ちゃっかりしてるなー。」
佐々木くんは元に戻っていた。
とりあえず、危機(?)は免れた……かな?
「そうですか?」
だってお金払うのは当たり前でしょ?