後輩くんは俺様王子



そうこうしてパーティーは終わったんだけど………。




「………なんで私の部屋に?」

「だって、うちの親まだ下にいますし」


確かに「まだまだ夜は長いぞー!」とかなんとかまたパパが意味不明なことを言い出し、飲んでるけど……。


「聖也くん帰ったっていいんじゃ……?」

「えー、あんな広い家に一人でいるの怖いですよー」

「……………………。」


嘘だ………。絶対嘘に決まってる………!
だって、全然怖いって思ってなさそうな顔してるよ!?



「………まあ、それは冗談ですけど」


ほら、やっぱり………。



「南美センパイと、もっと一緒にいたいので。もう少しいさせてくださいね?」


「え…………っと、それは………どういう………?」


「そのまんまの意味ですよ?なんなら一緒に寝たいなーなんて思ってるんですが」









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