後輩くんは俺様王子



ここで俺様発揮ですか……。

きっとこれは逃れられないなと、観念して私はバスに乗り込んだ。



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「……で?どういうこと?」

学校について、聖也くんとは別れたんだけど、クラスについた途端の柑奈ちゃんが食い気味で私にそう聞く。


「ちょ、柑奈ちゃん落ち着いて!ちゃんと説明するから!
あのね………」


それから、聖也くんのことについて話始めた。昨日学校で出会ったこと、隣に引っ越して来たことなどなど………。



「ふーん。なるほどね。それで、南美的にはどうなの?」

「どう、とは…?」


「あんだけ聖也くんのこと考えてたでしょ?南美は今改めて会ってみて聖也くんのことどう思ってるのかなって」









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