不滅のLIAR!
「ひっ!」


とっさに息を飲んだら喉から勝手に悲鳴のような声が出た。


目の前のリンは野生の黒ヒョウから、何か得体の知れないものに変貌している。


もうこれは神の領域だ!暗黒の神降臨だ!間違いなく想定外だー!


こっちを向いて座ってるだけのリンにただならぬ恐怖を感じて、ブルッと身震いした俺。


神になったリンが蔑むように言葉を吐き捨てた。


「お前の安い頭一つで、精一杯の謝罪だと?馬鹿にすんな」


俺の頭はそんなに安いのですか!?……ああ、いえ、今口答えなんてもってのほかだ!


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